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ぼんやりした輪郭が徐々にはっきりしていく円。整理により事業の魅力が明確になる様子を表している。

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整理する中で見えてきたこと、東信地域の事業者さまへのヒントをお届けします。

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「何を書けばいいかわからない」を解決...

2026.08.17

運用ノウハウ

「何を書けばいいかわからない」を解決する、整理の考え方

カフェで席に座り、ノートにペンで書いている男性の手元

ホームページやInstagramで事業を紹介しようとすると、伝えたいことが次々に浮かんで、気づけば文字でいっぱいになっている。反対に、いざ書こうとすると何から書けばいいのかわからず、手が止まってしまう。

一見正反対に見えるこの2つの悩みは、実は同じところから生まれています。それは、「いちばん伝えたいこと」がまだ決まっていない、ということです。

この記事では、情報を整理するための2つのステップ「選ぶ」と「並べる」、そしてその出発点になる「いちばん伝えたいこと」の見つけ方についてお話しします。

全部書きたくなるのは、「いちばん」が決まっていないから

どの情報も大切で、どれも削れない。そう感じるのは、事業に真剣に向き合っている証拠でもあります。

ただ、読む人はまだあなたのサービスを知らないところから読み始めます。すべての情報が同じ熱量で並んでいると、どれが大事なのか判断がつかず、選ぶ前に疲れてしまいます。丁寧に書いたはずの説明が、かえって迷わせる原因になってしまうのです。

全部書きたくなるのは、情報が多いからではなく、どれを主役にするかが決まっていないから。だからこそ、書き足す前に「選ぶ」ことから始めます。

Step1:選ぶ いちばん伝えたいことを1つ決める

「いちばん伝えたいこと」を決めるときは、次の2つを自分に問いかけてみてください。

ひとつは、「初めてのお客様が、最初に知りたいことは何か」。料金なのか、雰囲気なのか、自分に合うかどうかなのか。お客様からよく聞かれる質問に、ヒントが隠れていることが多いです。

もうひとつは、「同じようなサービスの中で、ここを選んでもらう理由は何か」。立地、人柄、教え方、仕上がり。小さなことで構いません。

この2つが重なるところが、あなたの「いちばん伝えたいこと」です。

そして、選ぶことは「今は載せない情報を決める」ことでもあります。載せないと決めた情報も、なくなるわけではありません。よくある質問のページや別の投稿など、ふさわしい場所に移すだけです。

Step2:並べる 読む人が知りたい順に置く

いちばん伝えたいことが決まったら、次は順番です。基準は「伝えたい順」ではなく、「読む人が知りたい順」です。

たとえば、複数のクラスがある教室なら、次のような流れが自然です。

  1. ここで何が学べるのか

  2. どんな人に向いているのか

  3. クラスと料金

  4. 申し込みの方法

見出しの順番を変えるだけで、同じ情報でも伝わり方は大きく変わります。書き上げた文章から見出しだけを抜き出して、お客様の気持ちの流れに沿っているかを確かめてみてください。

でも、その「いちばん」が自分では見つけにくい

ここまで読んで、「選ぶのが大事なのはわかった。でも、その"いちばん"がわからない」と感じた方もいるかもしれません。

実はこれは、ヒアリングの中でもよく伺うお悩みです。「ホームページに何を書けばいいのか、正直よくわからないんです」と打ち明けてくださる方は少なくありません。事業への想いも、お客様への姿勢も、ちゃんとお持ちなのに、いざ言葉にしようとすると手が止まってしまう。

理由はシンプルで、日々当たり前にやっていることほど、自分では「わざわざ言うほどのことじゃない」と感じてしまうからです。

たとえば、お客様の話をよく聞いてから提案する、細かい仕上がりにこだわる、無理な要望でも一度持ち帰って考える。事業を続けている方にとっては当たり前の姿勢でも、それこそが実は、他の人にはない魅力だったりします。近すぎるものは、かえって見えにくいのです。

一人で言語化しようとしなくていい

だからこそ、最初から完璧な言葉を一人で用意しようとしなくて大丈夫です。「うまく言えないから、まだ相談できない」と感じている方もいらっしゃいますが、順番は逆で、うまく言えないからこそ、誰かと話しながら形にしていくものだと思っています。

自分の中でぼんやりしていることを、無理に一人で磨き上げてから出す必要はありません。ラフなままで十分です。

話すことで、考えは整理されていく

これは、以前システム開発の現場でプロダクトオーナーという役割を担っていたときにも、よく感じていたことです。「何を作りたいか」を一人で完璧に決めてから会議に臨もうとすると、かえって考えがまとまらないことがよくありました。反対に、まだ曖昧なままチームに話してみると、質問を受けたり、言葉を言い換えてもらったりする中で、自分でも気づいていなかった本質価値が見えてくる。そんな場面を何度も経験しました。

ホームページ制作のヒアリングも、同じ性質のものだと感じています。話しながら「あ、それです」とお客様ご自身が気づく瞬間が、実は一番大事なところだったりします。整理するというのは、一人で頭の中を片づける作業ではなく、誰かと話しながら輪郭をはっきりさせていく作業なのだと思います。

まずは、ラフなままお話しください

選ぶことも、並べることも、一人で抱え込まなくて大丈夫です。きれいに言葉にできていなくても、まったく問題ありません。「なんとなくこう思っている」というところから、一緒に話しながら整理していければと思っています。

もし今、何をどう伝えればいいか迷っている段階であれば、その迷っている状態のまま、一度お話ししてみませんか。

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